小児喘息では、卵、牛乳、大豆などの三大アレルゲンをはじめとするいろいろの食品でアレルギー症状が発生しています。大人喘息は、食品によるアレルギー症状は少ないですが、卵や蕎麦アレルギーなどのアレルギー症状が知られています。アレルギー症状がどんな食品で出るかは個人差があるのでひとりひとり注意が必要です。
卵・牛乳・大豆・小麦・蕎麦・エビやカニなどの甲殻類・グレープフルーツ・メロン、キウイなどの果物(ジュース)・サバなどの青魚などにアレルギー症状が起きる恐れがあることが知られています。

また、発作を誘発する恐れがある食べ物にも気をつけなければいけません。ヒスタミンやアセチルコリンを含む食品の食べ過ぎは、気管支の粘膜を刺激して気道の収縮を引き起こすことがあるので注意が必要です。

ヒスタミンやアセチルコリンを含む食品にはナス・筍・山芋・里芋・ほうれん草・新鮮ではない魚介類などがあげられます。

アルコールも避けた方がいいもののひとつです。
アルコールを飲むと起こる喘息をアルコール誘発性喘息といいます。
アルコールは肝臓で分解される時に、アセトアルデヒドという有害物質が作られます。このアセトアルデヒドは、吐き気や頭痛を引き起こし、マスト細胞(肥満細胞)を刺激してヒスタミンを放出させます。これによって気道の粘膜が収縮するので発作が起こりやすくなるのです。一般的に、気管支喘息の人のおよそ6割がアルコールで喘息が悪化するといわれています。特に日本人はアルコールを分解する能力が高くない人が多い傾向にあります。
香辛料の使用にも注意が必要です。コショウ、唐辛子、ワサビなどは気道や粘膜に強い刺激を与えるため、発作が起きる恐れがあります。